塁審を頼まれたときに慌てないため最低限知っておくこと

牽制球で帰塁するランナーと判定しようとする塁審
David MarkによるPixabayからの画像
審判

お子さんが少年野球チームに入団して初めての試合。

子供の応援をしていると、きっとこう言われるでしょう。

「次の試合、塁審お願いします。人数足りなくて・・・。」

「アウト/セーフの判定だけで大丈夫だから!」

実際にやってみると、タイミングが際どくてアウトかセーフか分からない。

ベースを踏んだか見えなかった。

など、難しい場合があります。

今回は、そんなときでも慌てずに済むように、塁審をやるときの注意点を書いていきたいと思います。

試合開始前にやっておくこと

野球場の風景
Photo by Greg Rakozy on Unsplash

服装の確認

正式には、審判員は服装も決まっています。

プロ野球中継などでみる審判の服装です。

ただ、保護者が頼まれるような場合、そこまでしっかりとした服装は必要ありません。

ジャージと運動靴を身に付けていれば問題ありません。

色も特に決まっていないことが多いですが、子供たちのプレーの邪魔にならないように、地味めな色がよいでしょう。

NGな服装は、「半ズボン」「サンダル履き」です。

特に暑い時期の試合では涼しい服装をしたくなりますが、半ズボンとサンダルはやめましょう。

審判員ミーティング

試合開始前には、球審や他の塁審とミーティングをしておきましょう。

ミーティングでは、ローカルルールやローテーションの確認をします。

ローカルルールとは、その球場や大会ごとに決まっているルールのことです。

ボールが茂みに入ったら1つ進塁とか、選手交代の制限なし など。

ローテーションとは、外野への飛球を一人の塁審が追いかけた場合、その塁を埋めるために他の審判がカバーする動きのことです。

ただ、複雑でちょっと難しいので、初めての場合はあまり気にせずに、自分の塁をしっかり見ておくようにしましょう。

試合開始時の挨拶

試合開始時には、整列して両チームとの挨拶があります。

間違えやすいのが並び順です。

球審を真ん中として、右隣りが2塁審になります。

球審の左隣りが3塁審で、2塁審の右隣りが1塁審となります。

ベース側に立つというように覚えましょう。

整列のときにさらっと並べると素人感を出さずに済みますよ!

ジャッジの仕方

セカンドベースでのクロスプレー
Photo by Chris Chow on Unsplash

大きな声でジャッジする

審判をするときに大切なことは、自信を持って大きな声でジャッジすることです。

ジェスチャーも大きくメリハリをつけて大げさなくらいがよいでしょう。

自信なさそうなジャッジは、際どいプレーのときに疑われてしまうからです。

大きな声ではっきりと判定していると、見ている側も分かりやすく、信頼してもらえます。

それによってさらに自信を持てるので、落ち着いて判定できて、またさらに自信が持てます。

「初めてやるのに自信持って判定できるか不安」と思うかもしれません。

そのような場合は、動画を見ればイメージしやすくなるかもしれません。

私も最初は不安で、ユーチューブ動画を何度も見てから塁審をやりましたが、思ったより緊張せずに何とかこなせました。

落ち着いて大きな声で判定するようにしましょう。

アウトのコールは一呼吸おいてから

ジャッジのコツは、「アウト」のコールは一呼吸おいてからするということです。

セーフの場合はすぐに判定してしまっても問題ありませんが、アウトの場合は判定が変わる可能性があるからです。

例えば、1塁の判定で、タイミングはアウトでも野手がボールを落としたり、ベースから足が離れるとセーフになります。

特に少年野球では、まだボールの扱いに慣れていない子供も多いので、ボールを落としてしまうことも多いです。

なので、判定は落ち着いてしっかり確認してから行うとよいでしょう。

塁審ごとの特徴

野球場で整列している選手と審判たち
Photo by Bill Stephan on Unsplash

初めてやるのは3塁審がおすすめ

3塁審は他の塁と比べて判定する機会が少ないので、初めての方におすすめです。

立ち位置は、3塁ベースの後方へ3~4m離れたファウルゾーン側になります。

3塁ランナーがいる場合は、1mほどベースへ近づきます。

この時のポイントとしては、ランナーとピッチャーが同時に見られる位置にすることです。

牽制球がきたときに判定できるようにするためです。

3塁は得点に一番近い位置となりますので、落ち着いてしっかりとジャッジできるようにしましょう。

1塁審の特徴

1塁審はバッターランナーの判定をほぼ毎回するので、少し忙しいです。

立ち位置は、1塁ベースの後方へ3~4m離れたファウルゾーン側になります。

1塁ランナーがいる場合は、1mほどベースへ近づきます。

この時のポイントとしては、ランナーとピッチャーが同時に見られる位置にすることです。

牽制球がきたときに判定できるようにするためです。

1塁は盗塁するケースが多いので、牽制球はよく投げられます。

内野ゴロでのバッターランナーの判定は、立ち位置が重要になります。

捕球して1塁へ送球するときに、直角に見られる位置にいると判定がしやすいです。

ゴロが転がった場所によっては、フェアゾーン側へ移動します。

忘れてはいけないのが、「ライトゴロ」です。

少年野球ではライトへ打球が転がっても、1塁でアウトになることがありますので、注意してジャッジしましょう。

2塁審の特徴

2塁審はランナーの有無によって立ち位置が大きく変わるので、少し難しいです。

1塁、2塁、1・2塁にランナーがいる場合は、内野ダイヤモンド(ベースをつなぐ線を引いた時の四角)の内側へ立ちます。

2塁から内側に2mほどで、ホームベースと2塁を結ぶ線から1塁側へ1mほどずれます。

1塁ランナーが盗塁したときや、2塁の牽制球で見やすくするためです。

前を向いていますので、2塁への送球に合わせて後ろを向いて判定することになります。

2塁審は難易度が高めですので、何度か塁審をやって慣れてきてからの方がよいと思います。

覚えておくべきルール

2塁ベースに飛び込むランナーとボールをキャッチしようとする内野守備選手
Photo by Chris Chow on Unsplash

タッチプレーとフォースプレー

塁審をやる前にチェックしておくルールに、タッチプレーとフォースプレーがあります。

試合中も次のプレーを予測して、準備しておくようにしましょう。

タッチプレーとは、ボールを持った野手がランナーにタッチすることでアウトになることです。

フォースプレーはボールを持った野手がベースを踏むか、タッチすればアウトになることです。

よく見る、内野ゴロを1塁に投げて、ランナーがベースを踏む前に1塁野手がベースを踏んだ状態でボールをキャッチするとアウトになるのは、フォースプレーの1例です。

ゲッツーと呼ばれるプレーもフォースプレーになります。

1塁ランナーが2塁に到達する前に野手が2塁を踏んでいるのでアウトになります。

テレビの野球中継などでプレーごとに意識してみましょう。

タッチアップがむずかしい

塁審をしていると、忘れてはいけないのが「タッチアップ」です。

0アウトまたは1アウトで、バッターがフライを打ち上げたときに、ランナーは野手がボールに触れる前にベースを離れてはいけません。

塁審はフライが打ち上げられたときは、野手のキャッチとランナーを同時に見られる位置に移動します。

バッターが打つ前に次のプレーの予測をしておくのがよいです。

打ってから考えていると間に合いません。

実際に私が塁審をやった時には、タッチアップのことを忘れていて、ランナーを見ていませんでした。

キャッチばかり見てしまい、ランナーがいつ塁を離れたのかが分かりませんでした。

このときは、その場の雰囲気で判定してしまいましたが、タイムを取って他の審判と協議してもよいです。

参考になる本

書籍「少年野球「審判」マニュアル」
少年野球「審判」マニュアル 正しい理解&判断がよくわかる

私が参考にしている本は、こちらです。

初心者向けにわかりやすく書かれており、審判経験がなくても理解できました。

ジェスチャーの仕方、判断のしやすい立ち位置など写真や図解付きで説明されています。

審判をやる前の準備として、一読されてみてはいかがでしょうか。

必要なものはインジケーターのみ

野球審判用インジケーター

塁審に必要なものは、「インジケーター」です。

カチカチやってカウントを記録しておくアイテムです。

ひとまずこれさえあれば塁審ができます。

いろいろなメーカーから発売されていますが、私が使用しているのは、「エバニュー」製のインジケーターです。

他のメーカーのものと違ってアルミ製なのがポイントです。

一般的にインジケーターはプラスチック製が多く、割れたりして壊れることが多いです。

エバニューのものはアルミ製、つまり金属なので壊れにくいです。

また、金属製の質感が持っていて心地よいです。

実際に使ってみて、プラスチックのものよりも使いやすいと感じます。

まだインジケーターを持っていないならおすすめです。

まとめ

塁審はよく頼まれるお手伝いになります。

ポイントさえ押さえれば問題なくできると思いますので、ぜひ一度やってみてください。

自信を持ってジャッジすれば何とかなります。

子供たちを間近で見られるのでとても楽しいですよ!

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