お子さんが野球チームに入団するときに必要になるものとして、スパイクがあります。
グローブやバットも大事ですが、じつは試合中ずっと身に付けているのは「スパイク」なんです。
ただ、いざ購入するとなると、
「デザインがいろいろあってどれが良いかわからない。」
「長く使ってもらいたいけど、サイズは大きめでもいいのかな。」
といったお悩みがあるかもしれません。
今回はそんなスパイクの選び方について説明します。
スパイクの選び方①:樹脂製のポイントスパイクにする
スパイクには「金属製」と「樹脂製」の2種類がある。
スパイクには大きく分けて2種類あります。
足裏部分に金属が付いている「金属スパイク」と、樹脂製のポイントが付いている「ポイントスパイク」です。
少年野球用に購入するのであれば、樹脂製の「ポイントスパイク」を選ぶようにしてください。
金属製のものは中学生以上が使用します。
小学生は樹脂製を使用するようにルールが決められているからです。
金属製のものは、地面に食い込むグリップ力が強いのですが、その反面、足への負担も大きくなります。
そのため、発達が未熟な小学生が使用するとケガのリスクも大きくなってしまいます。
また、スライディング時にも相手選手にケガをさせてしまう可能性があります。
なので、購入時にはまず樹脂製かを確認するようにしてください。
なぜスパイクが必要なの?
野球は土の地面や芝生の上で行うスポーツです。
投げる、打つ、走る、止まる、捕るなど、さまざまな動きがあります。
この時に、くつの裏が平らだとどうなるでしょうか?
土や芝生の上では踏ん張ることができずに、すべってしまいます。
これでは十分な力が発揮できません。
最悪な場合、すべってケガをしてしまう可能性もあります。
そのため、野球では必ずスパイクが必要なのです。
ちなみに、樹脂製のポイント(スパイクの裏の出っ張り部分)の形状や配置は各メーカーによっていろいろあります。
お子さんに実際に履いてもらって、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
スパイクの選び方②:サイズはぴったりにする
ぶかぶかサイズを選ぶのはNGです。
小学生の成長スピードはとても早く、気付いたら1年で10cm近く身長が伸びた!なんてことも聞きますよね。
足も大きくなるから、出来るだけ大きめのスパイクを買っておこう!
気持ちは分かりますが、大きすぎるスパイクはケガのもとになります。
大きすぎるサイズをはいていると、くつの中で足が動いてしまい、力が入りません。
そうすると、走りづらいだけでなく、ねんざなどのケガのもとになってしまいます。
ところで、子供の足はどれくらい大きくなるのでしょうか?
実は半年間で約4mmというデータがあります。
つまり、1cm大きいスパイクを購入した場合、1年間ほどぶかぶかな状態となってしまうわけです。
さらに、スパイクのポイントは樹脂製なので、すり減ってしまうことも多く、消耗品扱いです。
なので、大きめのサイズを買うにしても、5mmまでとして、出来るだけぴったりのものを買ってあげてください。
足幅サイズにも注意しましょう。
サイズ選びでは足長のほかに、足幅も確認してください。
メーカーによって細め、幅広などあり、表記としては、「E」、「2E」などと書かれています。
試着してみて、「サイズはぴったりのはずなのに、きついみたい。」ということがあれば、幅が合っていないのかもしれません。
店員さんに幅広タイプと伝えるとよいでしょう。
一般的に、日本メーカーは海外メーカーと比べて少し広めに作られていることが多いようです。
スパイクの選び方③:色はチームカラーに合わせる
チームによってスパイクの色が決まっています。
スパイクには各メーカーから様々なデザインのものが販売されており、色のバリエーションも豊富です。
購入前にチームカラーが決まっているか確認してください。
決まっている場合は色を合わせないと試合に出場できない可能性があるからです。
黒一色というチームが多いようですが、白や赤など、ユニフォームに合わせることも多いです。
見落としがちなのは、くつ裏の色です。
ポイント部分のみ配色が違っているものもありますので、よく確認しましょう。
チームカラーが決まっていない場合は、白系の色がおすすめです。
野球は屋外で行う上に、グラウンドには日差しをさえぎるものがありません。
スパイクが白であれば、日光を反射してくれるので、くつの温度上昇をやわらげてくれます。
ただ、チームごとに決まっている場合が多いので、確認したほうがよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
野球には、瞬時に止まったり動いたり、瞬発力が必要な動きも多いです。
お子さんにぴったりの一足を選び、最高の勝利をめざしましょう!
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