少年野球で盗塁を成功させるために練習すること3つ

盗塁したランナーがスライディングしている 少年野球

少年野球では、盗塁が出来ると得点のチャンスにつながりやすくなります。

フォアボールで出塁すれば、2塁まで行けるからです。2塁打を打ったのと同じですね。

ただ、お子さんが野球を始めたばかりだと、

・盗塁を成功させるにはどうしたらいいんだろう?
・スライディングの練習方法がわからない。
・「ゴー」と「バック」の判断が難しい。。。

というような悩みを持つことがあるかもしれません。

でも実は3つのことに気を付ければ、盗塁はかなりの確率で成功させることができます。

今回はその方法をシェアできればと思います。

この記事で伝えたいこと
・盗塁はスタートが大事です。
・スライディングは芝生で練習がおすすめ。
・チャレンジする姿勢を褒めてあげましょう。

盗塁はスタートが大事です。

少年野球では盗塁はだいたい成功します。一歩目の出し方のみ練習すれば十分です。

少年野球ではキャッチャーの肩は強くないことが多いので、2塁への盗塁であればランナーが圧倒的に有利です。

少年野球の塁間は23mしかありません(低学年なら21m)。それに対して、キャッチャーから2塁までの距離は、32.5m(低学年は29.7m)です。

ランナーはリードすることもできますから、ランナーの走る距離は20m以下になります。

小学生男子(4年生)の50m走平均タイムは9.5秒なので、20m走るのにかかる時間は約3.8秒となります。

それに対して、キャッチャーの2塁までの送球は約1.7秒。

ピッチャーの投げた球がキャッチャーまで届くのに約0.8秒。

ピッチャーとキャッチャーの投球モーションにそれぞれ1秒とすると、約4.5秒かかる計算になります。

つまり、スタートさえ上手く出来れば、ほぼ確実に盗塁は成功することになります。

もちろん、ピッチャーのクイックモーションや、球速によっては2塁までの送球タイムが短くなりますので、ランナーの足が遅ければアウトになることもあるかもしれません。

ただ、キャッチャーの送球は2塁ベースからずれることが多いので、ランナー有利と考えて良いと思います。

なので、盗塁のサインが出たらスタートの瞬間に全集中しましょう。

スライディングは芝生で練習がおすすめ。

スライディングは芝生での練習がおすすめです。

スライディングが出来ない子は、「こわい」と言うことが多いようです。

普段の生活でスライディングをする機会はほとんどないので、やり方が分からないから怖がってしまうのだと思います。

芝生の上であれば、地面がやわらかいのでケガをするリスクが低いことを感じ取れると思います。

恐怖心を取り除いた状態で練習できれば上達も早いです。

芝生の上でスライディングの形を作らせ、誰かに足を持って引っ張ってもらうと良いでしょう。

感覚を覚えることで自分でも出来るようになってくると思います。

芝生の上で楽しく練習してスライディングを覚えましょう。

チャレンジする姿勢を褒めてあげましょう。

瞬時の判断には反射神経の訓練が必要です。

子供たちのチャレンジする姿勢を褒めてあげるようにしてください。

盗塁のサインが出されると、「絶対に盗塁を成功させるぞ!」と緊張します。

そこに「失敗したら怒られる・・・」という気持ちがあると、余計に緊張してしまいます。

そうなると身体が固まってしまい、スタートが遅れてしまう可能性が高くなります。

大人でも緊張しすぎて大失敗することがありますよね。

大事なプレゼンであればあるほど、「失敗したくない」と思って余計に緊張してしまったり・・・。

なので、出来るだけ子供たちがリラックスしてチャレンジできる雰囲気を作ってあげましょう。

もちろん、日々の練習で反射神経を鍛える努力は必要ですが、

盗塁に失敗しても、「ナイスチャレンジ!スタートは良かったよ!」とか「アウトになっちゃったけど、スライディングは出来るようになったね!」などチャレンジする姿勢を褒めてあげてください。

その後に技術的なアドバイスをしてあげると良いと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

盗塁に失敗する理由は、試合に集中できていなかったり、緊張しすぎなことが多いように思います。

普段の練習から「チャレンジすることは楽しい!」と子供たちが思ってくれると、盗塁の成功率は一気に向上するのだと思います。