「トスバッティングの手伝いをしたけど、子供たちが打ちづらそう。」
「どこを狙って投げればいいの?簡単にトスがあげられる方法を知りたい。」
少年野球では「トスバッティング」練習も多いと思います。
お手伝いをするお父さんもトスを上げることになりますが、狙ったところに投げてあげるのって意外と難しいですよね。
実はトスの上げ方にはコツがあります。
今回はそんなトスの上げ方のコツを3つ紹介します。
この記事を書いている私は、
・保護者コーチ2年
・週末の練習では子供たちにトスを500球ほど
なので、トスを上げた回数は4万回以上です。
トスを上げるときのコツは3つ
トスバッティングのトスの上げ方のコツは3つあります。
- バッターにボールを見せる
- 掛け声でタイミングを合わせる
- 手首のスナップは使わない
バッターにボールを見せる
トスを上げる前に、ボールを持った手をバッターに見せます。
まずボールを見せることで、バッターはタイミングをとる準備ができます。
私が初めてトスを上げたとき、ボールをバッターに見せるということを知りませんでした。
そのため、バッターからすると突然ボールが飛んでくるのでタイミングを合わせるのがむずかしくなります。
なので、まずボールを見せてからトスを上げましょう。
掛け声でタイミングを合わせる
野球を始めたばかりの子はタイミングの合わせ方がわからないことが多いです。
「いち」、「に~」、「の」、「さん」と掛け声をかけてタイミングを合わせてあげましょう。
まず、「いち」の掛け声で、投げ手がボールを引きます。
次に、「に~」の掛け声で腕の動きを反転させ、投げる方向に動かします。
この時バッターは足を上げて待つようにします。
そして、「の」でボールを手から離します。
最後に、「さん」で打ちます。
このように掛け声をかけることでバッターと動きを合わせてタイミングがとれるようにしましょう。
手首のスナップは使わない
投げ方にもコツがあります。
手首のスナップを使わないようにするのです。
手首のスナップを使うとコントロールを安定させることがむずかしく、狙ったところになかなかトスをあげられません。
トスの上げ方は、手のひらで押し出すようにします。
こうすると狙ったところに行きやすく、バッターも打ちやすいトスになります。
「ピッチャーは手首のスナップを使うから鋭い回転でコントロールが安定するのに、トスのときは違うの?」
と思われるかもしれません。
たしかにピッチングのときは手首のスナップをきかせた回転が重要になるのですが、トスの時は距離が短く、逆に安定した回転をかけることが難しいのです。
なのでトスバッティングのときは手首のスナップを使わずに、手のひらで押し出すように投げてあげましょう。
バッター前側の腰あたりを狙って投げましょう
トスをあげる位置は、バッターの前側の腰付近を狙うようにしましょう。
理由は2つあります。
・正しいミートポイントを覚えるため
外角側のトスを打つと、投げ手の方向に打球が飛んできて危険
トスを上げるときに、バッター前側の腰を狙う理由の1つ目は「自分を守るため」です。
外角側にトスを上げた場合、バッターからは遠いボールを打つことになります。
この時、バットの先端で打ってしまうと、ボールがトスを上げている人の方向に飛んでいくのです。
野球を始めたばかりの子供たちは、バットを正確に操ることがむずかしく、先端に当たってしまうこともめずらしくありません。
実際トスを上げるのがヘタな私は、何度も危険な目にあいました。泣
なので、トスを上げるときは、自分を守るためにもバッターの前側の腰付近を狙うようにしましょう。
正しいミートポイントを覚えるため
もう一つの理由は、「正しいミートポイントを覚える」ためです。
斜め前から投げたトスを打つ場合、バッターの前側腰付近に向かってくるボールを打つと、ちょうどよいミートポイントになるのです。
そもそもトスバッティング練習の目的は、ミートポイントの確認です。
ミートポイントとは、バッティングでボールをとらえる位置のことです。
このミートポイントによって、ちからの入り方が変わります。
バットにちからが伝わる位置で打つことで遠くまでボールを飛ばせるようになるのです。
トスバッティングでは、バッター前側の腰に向かってくるボールを打つと、ミートポイントが一番よいところになります。
何度もこの位置で打つ練習をすることで、正しいミートポイントを覚えることができます。
自動でトスを上げてくれる機械があります
「それでもやっぱり狙ったところにトスを上げるのはむずかしいよ」
確かにむずかしいですよね。
また、ななめからじゃなくて前から投げてほしいというお子さんも多いと思います。
探してみると、自動でトスを上げてくれる機械がありました。
このトスマシンにより、「投げ手が失敗して練習にならない」、「前からのボールを打ちたい」という要望がかなえられます。
また、平日お父さん、お母さんが仕事で不在でもトスバッティング練習ができますね。
実際に使ってみると、打ったボールがネットを越えてしまう、ネットにはじかれてオートリターンがうまくできない。
ということもあるようですが、もちろん毎回そうなるわけでは無いですし、何より、
「投げなくてよい」
「拾わなくてよい」
「毎回おなじところにボールがくる」
というメリットはかなり大きいです。
金額も意外とリーズナブルなので、検討する価値あり!です。
まとめ
トスバッティングでは、まずはお子さんがタイミングをとりやすくしてあげてください。
タイミングさえ合えば、必ずヒット性の当たりを打てるようになります。
何度かよい当たりが続けばお子さんは楽しくなってくれることでしょう。
そうなれば苦労してトスを上げたかいもありますね。笑
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