お子さんが野球チームに所属していると、監督やコーチから
「道具は大事に使うんだよ。」
「グローブのお手入れは毎日やってね。」
といったことを言われると思います。
上達の第一歩は道具を大事にすることとも言われ、確かにプロ野球選手もみんな道具は大事に使っていますよね。
ただ、実際にお手入れしようにも、
「何が必要なのか分からない」
「どうやればいいか分からない」
「オイルを塗るらしいけど毎日塗ればいいのかな」
など疑問がでてくると思います。
今回は、そんな初心者の方にもできるお手入れ方法を簡単に書いていきたいと思います。
グローブのお手入れに必要なもの
グローブのお手入れに必要なものは3つあります。
- ぞうきんやタオルなど乾いた布
- グローブ専用クリーナー
- グローブ専用オイル
ぞうきんやタオルなど乾いた布
グローブに付いた泥やほこりを落とすのに使います。
ぞうきんがしっかりしていておすすめですが、普通のタオルでも問題ありません。
我が家では粗品としてもらった、お店の名前入りタオルが余っているので活用しています。
スポーツ用品店などでは、グローブ専用のブラシも売っています。
ただし、代用として歯ブラシを使うのはNGです。
革を痛めてしまう可能性があるためです。
グローブ専用クリーナー
ぞうきんで落としきれないガンコな汚れを落とすのに使います。
必ずグローブ専用のクリーナーを選んでください。
専用クリーナーは汚れを浮かせて落ちやすくします。
スプレータイプや泡タイプ、固形タイプなどメーカーによっていろいろあり、好みによって選ぶことができます。
個人的には泡タイプがおすすめです。
汚れたところに泡をシューっと付けてシュワシュワなるのを見るのが楽しいので、お子さんも一緒にやりやすいです。
グローブ専用オイル
お手入れの仕上げとして、グローブに塗って潤いを与えるために使います。
必ずグローブ専用のオイルを選んでください。
オイルには、固形タイプやスプレータイプがあります。
固形タイプは必要なところに薄く塗ることができるのでおすすめです。
価格も500円ほどで購入できます。
我が家でも500円くらいで買った、ミズノのストロングオイルを使用しています。
安いのに使いやすくて性能もよいのでとてもおすすめです。
グローブの簡単お手入れ方法
グローブのお手入れは3ステップでできます。
- グローブの汚れを落として、
- 専用オイルをグローブに塗って、
- 型崩れしないように保管する。
①グローブの汚れ落とし
お手入れでは、まず最初にグローブについた汚れ(泥や土)を落とします。
グラウンドで野球をやった後は、必ず汚れが付いています。
この汚れが付いたままだと、オイルを塗っても効果がなくなってしまいます。
汚れ落としは、
1.乾いたぞうきんで汚れをふき取る。
2.取り切れない汚れがある場合は、専用クリーナーを使う。
3.クリーナーをふき取り、乾かす。
という順番で行ってください。
②専用オイルを塗る
汚れ落としの次は、保湿です。
グローブにオイルを塗ります。
オイルを塗るときの注意点が3つあります。
・オイルは塗りすぎない。捕球面(グローブの手のひら部分)に薄くのばすように塗る。
・グローブの背面(手の甲側)は1回/月くらい塗る。
・塗りすぎたオイルはふき取る。
特に塗りすぎには注意してください。
重くなって扱いにくいグローブになってしまいます。
③型崩れしないように保管する
見落としがちなのが保管方法です。
グローブを平べったく寝かせて保管するのはNGです。
ぺしゃんこになってしまい、型崩れしてしまいます。
捕球面を下にして、立てるように保管すると型崩れが防げます。
袋に入れる場合は、ボールを挟んでから入れるようにするとよいでしょう。
なぜお手入れしなきゃいけないの?
グローブは革製品です。
お手入れしながら長く使うことで、手になじんで使いやすくなります。
逆にお手入れせずに放置していると、乾燥して傷んでしまうこともあります。
カサカサになってひび割れたり、ボールをキャッチした衝撃で破れてしまうかもしれません。
大事なグローブを長く使い続けるためにもお手入れが必要なのです。
お手入れは毎日やらなくても大丈夫
グローブのお手入れは大事ですが、毎日やる必要はありません。
練習や試合の後など、使った後にお手入れをするようにしてください。
専用オイルも塗りすぎるとグローブが重くなってしまいます。
オイルを塗るのは週1回くらいがよいと思います。
例えば、チームの活動が土日のみであれば、土曜日は使った後の汚れ落としをして、
日曜日は汚れ落としの後にオイルを塗るようにすればよいでしょう。
あとはグローブにカサついて乾燥しているようなところがあれば、その部分のみオイルを塗ってあげればOKです。
毎日やろうとすると面倒になってしまいます。
使った後だけしっかりお手入れをして長く使えるようにしましょう。
まとめ
グローブのお手入れは慣れてしまえば難しいことではありません。
必要なものも少なく、安いものでも十分な効果がありますし、メーカーからメンテナンスセットとして販売されているものもあります。
しっかりお手入れをすることで道具に愛着もわいてきますので、お子さんと一緒にやってみてはいかがでしょうか。
自分がきれいに磨いたグローブで活躍すれば、もっと野球が楽しくなることでしょう!
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